お正月の準備、できていますか?🎍✨
こんばんは!ayuです!気がつけば、今年も残りわずかですね・・・
まちの空気も、少しずつ年の瀬らしさを帯びてきて、
「そろそろお正月の準備をしなくちゃ」という声も聞こえてきます😌
私たちにとっても、この時期は特別です。
しめ縄や正月アレンジのご準備でアトリエに針葉樹の香りが広がり、
お客様一人ひとりの“来年への想い”に触れる、とてもあたたかい季節です。
今日は、「お正月になぜこの植物を飾るのか?」「しめ縄とは何なのか?」
そんな“意味の部分”にじっくり触れながら、お正月飾りがもっと楽しくなるお話をお届けします。
正月飾りの代表「しめ縄」とは?
しめ縄は、古くから日本で
「神様を迎える準備が整いました」という印として飾られてきました。
しめ縄は聖域と俗界を分ける境界線。家の入口に飾ることで、「ここは清らかな場所なので、どうぞ福をお迎えください」という意味を持っています。
神社のお祭りや田畑にも飾られてきましたが、
時代とともに“新しい年の清め”として玄関に飾る文化が根づきました。
しめ縄には素材や形にも意味があり、そこに植物や水引、縁起物を組み合わせることで、より特別なお正月飾りへと進化してきました。
ここからは、お正月アレンジに使われる植物の意味を簡単に解説していきます。


松(まつ)
松はお正月の象徴ともいえる存在。なぜこれほどまでに大切にされるのでしょうか?
・一年中緑を保つ常緑樹=不老長寿
・強風にも負けない生命力=長く繁栄する家
・神様が宿る「依代(よりしろ)」
門松が「神様が降りてくる目印」とされるように、松は“年神さまを迎えるための最強の植物”でもあります。アレンジに松を入れるのは、単に正月らしさのためだけではなく、「来年の健康と繁栄への願い」が形になっているのです。

葉牡丹(はぼたん)
冬の花壇でおなじみの葉牡丹。その姿はまるで牡丹の花が咲いているようですね。葉牡丹が縁起物と言われる理由は、
・牡丹=「富貴」や「華やかさ」の象徴
・中心から外へ広がる姿=家運が発展する形
・紅白の色=祝いの色
さらに、昔は「食べるためのキャベツの仲間」だったため、“食べ物に困らない”という意味も込められています。
千両(せんりょう)
千両の赤い実は、冬のアレンジをひときわ華やかにしてくれます。名前に「千両」とつくほど、
お金や富がたくさん入るようにという願いが込められています。
赤い実がたわわに実る姿は「たくさんの実り」「縁起の良い一年」の象徴として、お正月にぴったりですね!
瓢箪(ひょうたん)
最近お正月飾りで人気が高まっているのが“瓢箪”。古来より縁起物として親しまれています。
● 形
瓢箪は細い部分を中心に「上下に丸い形」。
この形が陰陽の象徴、または宇宙や世界を表すとされました。
● 「六瓢(むびょう)」=“無病”
瓢箪が六個揃うと無病息災を祈る縁起物として重宝されてきました。
● 魔除け
軽くて丈夫、そして中が空洞。古来では薬や酒を入れる“命を守る器”でもあり、悪い気を払う力があると考えられてきました。
お正月飾りにひょうたんを入れると、
“健康”と“家内安全”を願う意味を持つ、とても素敵な縁起物になります。
水引(みずひき)
お正月飾りで欠かせない“和のアクセント”。
水引には、「人と人を結ぶ」「縁をつなぐ」という意味があり、結婚式や贈り物にも用いられますよね。水引には結び方にも意味があり、
・蝶結び……何度あっても嬉しいこと
・結び切り……一度きりの特別なお祝い
・あわじ結び……末永いご縁
など、飾りの細部にも“願い”が込められています。しめ縄や正月アレンジに水引を添えることで、
「ご縁が続く一年」でありますようにという想いを形にしています。

アレンジを作りながら、「この一年がどうか良い年になりますように」と心の中でそっと願いごとを重ねる。その時間こそが“正月支度”の醍醐味なのかもしれません。
もうすぐ新しい年がやってきます。
玄関に飾るしめ縄ひとつで、お部屋のアレンジひとつで、家の空気は驚くほど前向きに、清らかになります。アトリエでも、この時期だけの特別な素材やこだわりの水引・縁起物を揃えて皆さまをお待ちしております。
今年もぜひ、
“皆様の願い”を束ねるお手伝いをさせてくださいね。

