〜敬老の日、お月見、お彼岸〜 9月は、誰かを想う季節。
9月になると、少しずつ暑さが和らぎ、朝晩の空気に秋の気配を感じるようになります🌕
まだまだ残暑が厳しい日もありますが、空を見上げると雲の形が変わっていたり、
夕暮れが少し早くなっていたり・・
植物やお花たちも、夏の顔から少しずつ秋の顔へと変わっていきます。
そんな9月には、日本に昔から伝わる行事がいくつもあります。
敬老の日。
お月見。
お彼岸。
どれも一見すると別々の行事に見えますが、少し掘り下げてみると、
「大切な人を想うこと」
「自然や季節を感じること」
「今あるものに感謝すること」
そんな、日本人が昔から大切にしてきた気持ちが見えてきます。
今回は、そんな9月の風習について少しお話ししてみたいと思います。

🌿 敬老の日って、どんな日?
まずは9月の代表的な行事のひとつ、敬老の日。敬老の日は、毎年9月の第3月曜日。
おじいちゃん、おばあちゃんなど、長い年月を生きてきた人生の先輩に感謝し、長寿をお祝いする日です。
実は「敬老の日」という祝日は、日本で生まれたもの。そのルーツには、兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)で行われていた「としよりの日」という行事があると言われています。
「お年寄りを大切にし、知恵を借りて村づくりをしよう」という思いから始まったものが、やがて全国へ広がり、現在の「敬老の日」へとつながっていきました。
そして1966年に国民の祝日として制定されました。「長生きをお祝いする日」というだけではなく、
これまで私たちを支えてくれた人へ、ありがとうを伝える日。
そう考えると、少し素敵な一日ですよね。普段は照れくさくて、「ありがとう」なんてなかなか言えない。
そんな方も、敬老の日なら少し言いやすいかもしれません。
電話を一本するだけでもいい。一緒にご飯を食べるだけでもいい、写真を撮るのもいい。
そして、お花を一輪贈るのも素敵です。

🌕 秋の夜空を楽しむ「お月見」
そして9月といえば、もうひとつ思い浮かぶのが、お月見です。
「十五夜」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
十五夜は、旧暦8月15日の夜に月を眺める風習。
現在の暦では毎年日にちが変わりますが、だいたい9月から10月頃にあたります。
特に「中秋の名月」と呼ばれるこの時期の月は、昔から一年の中でも特に美しい月として親しまれてきました。
昔の人々は、夜空を見上げながら月を愛で、秋の収穫に感謝していたそうです。
お月見といえば、
🌕 お月さま
🌾 ススキ
🍡 月見団子
という景色を思い浮かべますよね。ススキは、稲穂に見立てて飾られたと言われています。
また、ススキには魔除けの意味もあり、豊作への願いや、収穫への感謝など、さまざまな意味が込められてきました。
月を眺めるだけではなく、「今年も無事に収穫の季節を迎えられた」という喜びや感謝を、自然に伝える行事でもあったんですね。
🌾 「お月見」は、季節を感じる時間
今の私たちは、スーパーへ行けば一年中さまざまな食材を手に入れることができます。お花も同じです。
温室栽培や輸送技術のおかげで、昔に比べると一年を通してたくさんのお花に出会えるようになりました。
それはとても素敵なこと。でも、その一方で、「この時期だから、この花が咲く」という季節感は、
少しずつ遠くなっているのかもしれません。だからこそ、秋にはススキを飾ってみる。
秋のお花を一輪、家に飾ってみる。夜、少しだけ空を見上げてみる。
そんな小さなことで、季節を感じる時間を作ってみるのも素敵だと思います。
🌿 そして「お彼岸」
9月には、もうひとつ大切な風習があります。それがお彼岸です。
お彼岸は、春と秋の年2回あります。
春は「春分の日」、秋は「秋分の日」を中心に、その前後3日間を合わせた7日間がお彼岸の期間です。
秋のお彼岸は、秋分の日を中心に訪れます。この時期には、お墓参りをしたり、ご先祖様にお供えをしたりします。「彼岸」という言葉は、仏教の考え方に由来しています。
こちら側の世界を「此岸(しがん)」、悟りの世界を「彼岸」と呼び、春分・秋分の頃は昼と夜の長さがほぼ同じになることから、彼岸と此岸が近づく時期と考えられてきました。
そして日本では、こうした仏教の考え方と、古くからある先祖を敬う文化が結びつき、現在のお彼岸の風習へとつながっていったと言われています。

🌼 お彼岸といえば「彼岸花」
そして、お彼岸の時期に咲く代表的なお花といえば、
彼岸花(ヒガンバナ)。
名前からも分かるように、秋のお彼岸の頃に花を咲かせることから、この名前がついています。
田んぼのあぜ道や土手などに、突然現れるように真っ赤な花を咲かせる姿は、秋の風景のひとつでもあります。
彼岸花には、実はたくさんの別名があります。「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」という名前も有名ですよね。
昔から日本人にとって、とても印象的な花だったことが分かります。
地域によっては、お墓や田んぼの周辺に植えられてきた歴史もあります。
真っ赤な花が一面に咲く姿は、とても美しく、どこか神秘的。「秋が来たな」と感じさせてくれる植物のひとつです。
こうして見てみると、9月には、
敬老の日 → 大切な人へ感謝する。
お月見 → 自然や季節、収穫に感謝する。
お彼岸 → ご先祖様を想い、今ある命に感謝する。
そんな風習がたくさんあります。
なんだか、9月って素敵な月だと思いませんか?😊
忙しい毎日の中では、なかなか立ち止まって考えることのない、
「今年も季節を迎えられてよかった」
そんな気持ちを思い出させてくれる季節なのかもしれません。
🌸 お花で「季節」を感じてみませんか?
私たちSpringBは、季節を感じることの楽しさを、もっとたくさんの人に知ってもらえたらいいなと思っています。
季節のお花を一輪飾るだけでも、部屋の空気が少し変わります。
ススキを飾ってお月見を楽しんだり。秋らしいお花を飾ってみたり。敬老の日に、好きなお花を贈ったり。
お彼岸に、ご先祖様を想いながらお花を供えたり。特別なことをしなくても大丈夫。
ほんの少し、お花を暮らしに取り入れるだけで、「もう秋なんだな」と季節の変化に気づくことができます。
昔から日本に伝わってきた行事や風習には、私たちが忘れかけている大切な気持ちが、たくさん詰まっています。
便利になった今だからこそ、
季節を感じること。
人を想うこと。
自然に感謝すること。
そんな時間を、お花と一緒に楽しんでみるのも素敵ですね。
9月は、少しだけ立ち止まって、大切な人のことを思い出したり、夜空を見上げたり、道端の植物に目を向けたり。そして、秋の花を一輪。お家に飾ってみませんか?🌿🍂🌕
9/21.22.23(月・火・水)はアトリエをOpenして、Workshopも開催します🌷
敬老の日のお花の御予約も受け付けますので、ぜひお気軽にお問い合わせください✌️


